イスキア島

地中海の真ん中、カプリ島やアマルフィ海岸にほど近いイスキア島は、紀元前730年からの長い歴史を持つナポリ湾で一番大きな島です。ため息の出るような景色をもつイスキア島は、四季の色どりと、ここでしか味わえない味覚にあふれています。

クリスタルのように透きとおる海にはたくさんのイルカたちが群れをなし、海の底にはサンゴなどの海の生物が静かに息をひそめています。 海辺で漁師たちが網を修理する姿を見ながら、砂浜に湧き出る温泉の蒸気を利用して魚を料理して味わう事も格別でしょう。そして島の中心に位置するエポメオ山では、野生の果物をもぎながら栗林を散歩し、時には羊の群れを追う羊飼いに遭遇するかもしれません。また素晴らしい景観のアラゴン城のすぐ下で海水浴を楽しんだり、島内各所にある温泉公園でくつろぎのひとときを過ごすことも、イスキア島ならではの楽しみ方のひとつでもあります。

イスキア島では島内全域に沸く温泉水や湧水のおかげで、天然のエステを体験することができます。

島の周りは白い砂浜が続き、自然公園、火山活動によってできた洞窟、中世の塔など、訪れるべき場所にあふれています。この素晴らしいイスキア島を見ていると、何と自然の力の偉大なことだろうかと感心させられることでしょう。

白い砂浜、偉大な山、華麗な自然、リラックス、エステやマッサージ、夕刻の気ままな散歩、そんなものに囲まれたイスキア島は、大切な人々と大切な時間を共有する唯一の瞬間、結婚式を催すには最適、そして唯一の場所になります。

カトリック式結婚式のための教会やチャペルはもちろんのこと、砂浜の一角、絵にかいたような小さな街角の広場などでの人前式など、結婚式にふさわしい場所は島内いたる所から選ぶことができます。

イスキア島を一度見た人はこのシチュエーションに心を奪われ、決して他の場所では満足できなくなってしまうのではないでしょうか?

昔ながらの小さな村々、手つかずの自然、芸術、エステやスパなどなどを兼ね備え、あたたかい地元の人々の笑顔と海からのそよ風と共に皆様をお待ちしています。

人生の特別な瞬間をイスキア島で過ごすことは、一生忘れられない宝物になることに間違いありません。

 

イスキア島に伝わる神話

 

古代ギリシャ神話によると、島の中心にそびえたつエポメオ山の下には、神々からジュピターに戦いを挑むことを許された火の神、ティフェオが鎖につながれ横たわっていると言われています。島中を混乱に巻き込みながら、ティフェオはつながれた鎖から逃れようと怒り狂い続けました。地震を起こし、巨大な岩石を島中にまき散らし、炎や溶岩をあちらこちらから吹きださせ壊滅的な津波を起こしました。

このようにして、今日標高600mの山肌に存在する深海の岩石や、噴火口が底に沈んだ湖を見つける事が出来るのです。そしてティフェオの怒りは悲しみに変わり、その時流された涙は、天然温泉施設のもとになる温泉水として島中の地下から湧き出しました。

 

イスキア島の起源

 

イスキア島は火の申し子ともいう事が出来ます。島の土台は海底火山の噴火により誕生し、はじめはただの大きな凝灰岩の塊にすぎず、長い年月を経て現在の形に変化しました。それゆえ島内や海底にもたくさんの噴火口が今も存在します。現在でもイスキア島は活火山の土壌の上に存在しますが、火山活動は噴気孔(地中からの蒸気の噴出)や地下温泉水にとどまり、砂の中に散らばるたくさんの軽石や凝灰岩、溶岩の存在により活発な火山活動の爪痕を見つけることができます。

 

イスキア島の歴史と文化

 

イスキア島はギリシャ人が西洋植民地として一番初めに上陸した場所だとされています。ヨーロッパの有力な科学者による近年の調査や研究によると、イスキア島の丘陵地帯から発見された人骨により、紀元前3500年つまり新石器時代には人類の存在があったことが明らかにされています。また窯の痕跡や粘土製の物品も発見されており、すなわちギリシャ文明はイスキア島で7から8世紀にかけて粘土細工の製造を生業としていたことになります。

またイスキア島の古代の名前’’Pithecusa’’はギリシャ語で粘土を意味するPithoiが起源であることが考えられます。また他の歴史研究団体の意見によれば、地中海を航海中に目にした光景’’Pithecase-esandes ignem’’(火をまきちらす陸地)というフェニキア語が起源となっているという説もあります。古代の数々の発掘品は島内の各所の博物館に保管されています。

その後にイスキア島は長い年月の経過の中で、変わりやすい土地の環境のため、海賊の急襲、もしくは土地の支配権争いによる血なまぐさい戦いのために何度も放棄されてきました。そしてその後、かの有名なアラゴン城を築いたブルボン王朝のアラゴン家は、イスキア島に才能ある芸術家を滞在させ、このイスキア島から数々の芸術作品や文芸作品へのインスピレーションを与えることに成功したのです。

 

気候

 

イスキア島の気候はまさに理想と夢のユートピアです。いくつかの記事によると、‘’イタリアの宝のような気候‘’だそうです。その証拠に12月と1月のみが気温が8度まで下がる他は、7月8月には30度まで上がり、それ以外の月は15度から24度が平均気温であります。雨の日の割合と風の日の割合はほぼ同じくらいで、年間の平均的な天候は晴れの日が260日、曇りの日が44日、霧がかった日が22日であります。年間の大半の温暖な気候のおかげで、気候、風土を利用した様々なセラピーを体験でき、それに加え夏季の観光客はイスキア島ならではのエステや源泉温泉などを満喫することができるのです。

 

郷土料理

 

イスキア島の料理は、土地柄からナポリの郷土料理にとても近いものがあります。使われる食材は、島を取り囲む豊かなティレニア海からの産物が主であります。海の底からとれる魚、岩陰に潜む魚、それぞれの食材にあった多様な調理方法があり、バラエティに富むメニューを楽しむことができます。ズッパ ディ ペッシェ(ナポリ風魚のスープ)は去ることながら、トマトを入れたロッソで食べてもトマトなしのビアンコで食べても絶品なスパゲッティもしくはリングイネ アッレ ヴォンゴレ(アサリのスパゲッティ、リングイネ)、魚介類もしくはアカザエビのパスタ、ムール貝とぺコリーのチーズのリングイネ、いわしのマリネ、そしていわしのフライなどは代表的な料理です。またオリーブオイルとニンニクを軽く炒め、イスキア島産のトマトで赤く色づけたシンプルな魚のスープ’’アクア パッツァ’’も忘れてはならない一品ではないでしょうか?このシンプルな方法で調理された地元の魚は、まさにここでしか味わう事が出来ない唯一の味になることでしょう。けれどもイスキアの郷土料理は魚介類だけではありません。ブカティーニに添えられたうさぎの猟師風はどこのレストランに行ってもメニューの中に見つけることができるほど有名です。インサラータ カプレーゼ(トマトとモッツアレッラとバジリコのサラダ)、メランツァーネ ア フンゲッティ(ナスとトマトの炒め物)、パルミジャーナ ディ メランツァーネ(ナスとトマトの重ね焼き)、パプリカの炒め物、もしくはグリルなどの野菜料理は、このイスキア島の土壌から採れた、天然の素材から調理したものでしかわからない味を楽しむことができます。そして色々な素材で楽しむことのできるピザもイスキア島料理の中へうまく溶け込んでいます。デザート、お菓子類ではババ(ラム酒のリキュールをしみこませたお菓子)、スフォリアテッラ(パイ生地、クッキー生地)、ティラミス、トルタ カプレーゼ(アーモンドとカカオのケーキ)、リモンチェッロ(イスキア島特産レモンのリキュール)のクリームを詰めたプロフィッテロール、などがあげられます。もちろんイスキア産のワインも忘れてはいけません。数あるイスキア産のワインの中にも、原産地保証(D.O.C)の認定を受け、世界中で名声を受けたワインも数多くあります。そんな味わい豊かなワイン用のブドウ(ビアンコレッラ、フォラステッラ、ピエレッロ、モンテコルヴォなど)は、目の前にそびえたつエポメオ山の傾斜で生育されています。

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